広島県にある無人島“大黒神島”で育てられた牡蠣は「神の牡蠣」と呼ばれています。神の牡蠣は小ぶりの牡蠣ですが、旨味が凝縮されて臭みが全くありません。その牡蠣をさらに進化させ、極上の飲食体験を提供するお店「大衆酒場やぶき」の矢吹オーナーに神の牡蠣の魅力に迫りました。
お店:大衆酒場やぶき
住所:〒730-0032 広島県広島市中区立町6-13
HP :https://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340112/34025199/
SNS:https://www.instagram.com/taishusakaba_yabuki/
Q. 飲食店を始めたきっかけは?
もともとは自衛隊の特殊部隊(レンジャー)で働いていましたが、6年目に腰を壊してしまって自衛隊をやめることになりました。その後は、学生時代からDJをしていたので、広島市でクラブを出しましたが、風営法の取締り強化により閉店することになりました。突然のことでどうしようかなと思っているところに飲食店を営んでいるお客さんから「よかったら、うちで働いてみない?」と声を掛けられて飲食業界に入り、その後自分のお店、「大衆酒場やぶき」を出しました。
Q. 創作料理のアイデアはどこから出てきていますか?
休みの日に東京、大阪、福岡の気になる飲食店を巡っています。2週間働いて、2泊3日で飲食店を巡っているのですが、そこからの体験やインスピレーションが今のメニューに繋がっています。実はその旅の中で、お昼は必ずラーメンを食べていて、1回の旅で4~5店舗のラーメン屋さんを巡っていました。現在ランチの時間にラーメン『やぶきの中華蕎麦』を出していますが、その旅での体験をもとに味づくりをしています。広島ではなかなか味わえないラーメンが体験できると思います。飲食旅の様子は、Instagramのストーリーに上げているのでよかったら見てください。
Q. 創作料理の中の「神の牡蠣」、「神の牡蠣DX」ができたきっかけは?
お店をするときに、メニューに広島県産の食材を入れた料理を入れるというのは決めていたのですが、実は牡蠣が食べられなかったので、牡蠣に関してはメニューに入れる予定はありませんでした。しかし、オープンの2~3週間前ほどに友達が広島の牡蠣を持ってきてくれて、食べてみたのですが、それがすごく美味しくて、これならぜひメニューに入れたいとなりました。その牡蠣が、広島の無人島“大黒神島”で育てられた牡蠣、通称『神の牡蠣』と呼ばれているものでした。大黒神島は、無人島で生活廃水に汚染されてない安全な海域を持っているおかげで年中生食用の牡蠣がとれ、海域が河川から離れた場所のため塩分濃度が高いのでこぶりでも濃厚な味がします。
Q. 「神の牡蠣DX」を見てもそうですが、豪華な食材を使われているのに低価格で提供ができている理由は何でしょうか?
「神の牡蠣DX」を例にすると、「神の牡蠣」の上にいくら&雲丹&とびっ子を乗せた豪華ラインナップでお届けしています。低価格で抑えられている理由は、店舗のInstagram以外の広告宣伝は一切行っておりません。(※Instagramも自前のため、費用は0円)そのため、全体のコストを抑えて、この価格帯を実現しています。
Q. どのようなお店作り、創作料理作りをしていきたいですか?
創作料理を考案するとき、美味しいは当たり前と考えていて、料理の見た目も楽しめる、それだけはなくそれをはるかに超える美味しさを提供してお客様に感動してもらえることを意識しています。そう考えていくと、買ってきたものをそのまま出すということに違和感を覚えており、ドリンクも全て手作りで行っています。コーラも手作りです!あとジンジャーエールとモスコミュールがそろそろできそうです。お客様の大事なお金を頂戴するのでそれ以上に見合った価値を提供できるお店を目指しています。
オーナーさんの料理に対する情熱と遊び心、お客様に楽しんでほしいという想いが伝わってきたインタビューでした。矢吹オーナーありがとうございました!
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